癌が転移をするその前に|仕組みを知って適切な処置をしよう

医者と患者

糖尿病と密接ながんとは

PCを見る医者たち

糖尿病を発症している人の中には、すい臓がんも患わっている人が多くなっています。すい臓はインスリンを分泌して血糖値を下げます。これが不足すると糖尿病になってしまいます。糖尿病もすい臓がんも生活習慣の乱れなどが原因で発症します。すい臓がんは通常の健康診断では発見しにくい病気です。

声を失わないために

PCを操作する看護師

下咽頭がんの治療は手術が第一選択となりますが、多くのケースで声帯も摘出され声を失います。声を再建するには人口声帯や食道発声法の他、今後は気管食道シャント法の普及も期待されます。下咽頭がんでも早期発見されれば手術を回避できます。そのためにも、声が枯れる症状を自覚したら病院で検査を受けることが大切です。

難治がんの専門医療

ナース

肝臓で作られる胆汁は胆管を通って十二指腸に送られます。この通り道に発生する胆管がんは膵臓がんと並んで難治性と言われ、手術が可能かどうかの判断は病院によって異なります。血管や胆道などの再建も実施されため、大手術となる例が多いのです。専門性の高い病院ほど難易度の高い胆管がんの手術に対応できます。

塗り替えられていく常識

発症者が増えている癌の転移を防ぐ方法をお教えします。転移癌でも治療は可能です。元の健康体を取り戻しましょう。

血流に乗って移動増殖

患者と医者

人間の体には脳や臓器から手足の先に至るまで血管網が張り巡らされています。37兆個とも言われる細胞の1つ1つに酸素や栄養素を行き渡らせるために、血流は重要な役割を果たしているのです。この便利なシステムも、時として裏目に出てしまうことがあります。癌の転移はその代表的な例です。臓器や体内組織の細胞が悪性化することで癌が発生します。普通は体内をパトロールする免疫細胞が退治してくれるのですが、癌細胞の力が免疫細胞を上回ると異常増殖が開始されます。病院の検査で発見されるほど大きくなるには、一般に10年から15年ほどかかると言われています。直径1ミリの中に100万個もの細胞が含まれますが、1ミリ程度では容易に発見できないのが現状です。大集団に育ったこの細胞群は、新天地を求めてさらなる増殖を試みます。そのために利用されるのが血流システムです。異常な増殖力を持つ細胞は血流に乗って体中のどこにでも転移します。癌医療は原発部位の病巣をなくすための治療に加え、こうした転移に対してどう対処するかが鍵となります。従来は転移が認められれば手の施しようがないと言われていましたが、その常識も変わりつつあります。

悪性細胞の掃討作戦

血流に乗って体中のあちこちで増殖を繰り返す厄介な細胞に対して、病院ではあらゆる手を使って掃討作戦を実施します。手術で1つ1つ取り除いていてはきりがないため、薬の力で悪性細胞を退治する化学療法が開発されました。抗癌剤の多くは正常細胞まで攻撃してしまうことから、副作用の問題もあります。分子標的薬はその点を改善した新しい薬剤です。異常に増殖する細胞は目印となる特定のたんぱく質を持っています。分子標的薬はこの目印を使って攻撃対象を見分け、癌細胞だけを効率よく攻撃していくのです。この薬が実用化されてからは、癌の転移した患者さんが数多く救われてきています。高出力のX線や電子線などを照射する放射線治療もまた、こうした転移に強い方法です。癌の転移した患者さんは手術のできないケースも少なくありませんが、放射線を使えば体を切ることなく治療が可能になります。根治が難しい症例でも、放射線治療と化学療法とを併用することで癌細胞の増殖を抑えられます。癌医療は日進月歩の勢いで研究が進められており、新しい技術が次々と誕生しています。昨日までの常識が次々と塗り替えられ、助からなかった命も救われるようになったのです。